保育園退園のお別れ会が行われました。
退園の理由は、引越し」と「幼稚園入園」。
息子は後者の理由、「幼稚園入園」で、
3月31日をもって保育園を退園し、幼稚園に行くことにした一人です。
ワーキングママの子供は保育園、専業主婦の子供は幼稚園・・・
いつの頃からそんな風習になったのだろう。
■保育園と幼稚園の違いは?■
保育園は社会福祉の立場から「保育に欠ける」乳幼児を保育する施設。
ですから、助産施設・乳児院・母子寮などと同じく、児童福祉法に
もとづく児童福祉施設で、厚生労働省が所管しています。
親が仕事をしている、あるいは介護などで子どもの養育が困難であると
認められた場合に、0才児から小学校に入るまでの子どもを預かります。
保育時間が長いので、教育というよりは楽しく生活できる場を提供します。
子どもにとっては第2の生活の場所といった感じです。
一方、幼稚園は、小学校、中学校、高等学校、大学等と同じく、
学校教育法に基づく学校で、文部科学省が所管しています。
「幼児を保育し、適当な環境を与えて、その心身の発達を助長すること
を目的」とし、満3歳以上の幼児を対象とし、年少・年中・年長と学年
単位で1年ないし3年の教育期間があり、1日4時間を標準に毎学年39週以上の
教育を行います。
(ピジョンHPより引用 http://pigeon.info/kosodate/hoiku/07.htm
)
簡単に言えば、管轄省庁が「厚生労働省」「文部科学省」と分かれ
その目的も「保育」と「教育」と違う。
でもその隔たりも少しずつではありますが、最近なくなりつつあります。
例えば、都内では「NPO 子育て品川」http://www.npo-kosodates.jp/
が
「乳幼児を取り巻く子育てについての様々な問題点を調査研究し、
幼稚園・保育園、更には公立・私立の壁を越えた、ゼロ歳児から
就学前までの乳幼児の為の新たな「教育・保護機関」の運営を
可能にした組織を目指し」て活動をしています。
また、幼稚園の中にも夕方まで預かる延長保育を実施している
ところもあるし、習い事にチカラを入れる保育園もあるようです。
ただ、幼稚園に関しては、「延長保育」はあくまでも建前と緊急
のためのもので、幼稚園児のママは「専業主婦であるべき」と
いった古い考えを持つ園も多いのも現実。
また逆に保育園でも「園では教育はすべきでない」と考える園長
・先生も中にはいらっしゃいますので、母親としては悩むところです。
いずれにしても・・・
一番大切なのは子供が楽しく過ごせる場所を見つけてあげること。
幼稚園・保育園といった枠組みを超えて「親のニーズに応えながら、
子供たちが毎日楽しく過ごせる場所」がたくさんできるといいなあ、
と思っています。
そのためにも、「NPO 子育て品川」のような行政にはできない活動が
市民から生まれ、そして行政と手を組みながら改革する輪がどんどん
広まっていってほしい・・・とワーキングママ&学生ママ&幼稚園児ママ
&保育園児ママの全てに所属の私は思うのです・・・。
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