3月31日の昨日、3歳の息子は1年間通った公立保育園を退園しました。
4月から私立幼稚園に通うことを決めたからです。
本当にこの1年間での保育園生活は子供だけでなく、
親の私たちにとって、有意義な時間だったと思っています。
そして園長先生ならびに、担任の先生にだけでなく暖かく見守って
くださった園の皆様には感謝してもしきれない気持ちでいっぱい。
「現在の少子化」を考える上で、必ず問題になるのが「子育て環境」。
母親が働きたくても、預かってくれる場所がない、とか
子育てにはお金がかかるとか・・・など等、様々な問題が指摘されます。
しかも私の住む地域は、厚生労働省がまとめた1998年~2002年の
平均合計特殊別出生率によると、0.75で全国で最も低い水準らしいです。
商業地区であるから、この数字も「そうだろうな・・・」と納得は
できたのですが、聞くと、子供たちの通っていた(娘は今も登園している)
はおそらく出生率は2.0以上で、しかも3人目ラッシュ。
事実、毎日、送り迎えをするママの姿を見ると、誰かしらお腹が
大きいし、子連れ状況だけ考えると、ここが「本当に○○区?」
っていう感じ。
では
「なぜ、ワーキングマザーなのに子供を二人、三人と産むのか?」
答えは簡単!「面倒を見てくれる人がいる」からです。
私たちの住む地域の公立保育園は兄弟・姉妹がいる家庭を
優先的に同じ保育園に入園させます。
だから1人目の子供が保育園に通うママは安心して二人目、三人目を
出産できるというわけ。
無論、一人目をいかに公立保育園にいれるか・・・という問題が
ありますが、少子化の問題を止める方法としては、問題解決の
一つにはなりえるのではないかと思うのがどうでしょうか?
つまり、「子供を持ちたくない人」に「子供を産みなさい」
と言っても、それは無理な話で、当事者からすれば「余計なお世話」。
でも、子供を持っていて「本当は二人目がほしいんだけど・・・」と
思っている人たちに「一緒に子育てを共有できる場所」を多く
提供していけばいいのです。
最近はNPOの活動が中心になって、子育て支援を行う一方で
行政も独自の子育て支援を試行錯誤していると聞きます。
私は「少子化対策」としてこんなアプローチがあってもいいのでは?